はなまるじゃなくても。
われがたれでもゆるき明け方。
エンプティー、がらん。
週末のない国。
いつくしみ深き、密閉部落。
みづゐろのさくら。
(赦されている。)
かかり真魚さんの おそ松さん短歌・俳句本、「きみは暴君」買いました。もう、もう、軽く抜粋しただけでこの威力ですよ!!怖すぎます!!!分かりますか!!!これが三十一文字になると、こんなもんじゃないんですよ!!!!!ああ〜〜!!!!!
胸を鷲掴みにされるというのは、こういうことを言うんだな…!
まだ最初の方しか読んでないけど、最高にしんどいので読み進められない……しんどい……(これが 萌え か……)
真魚さんの短歌や俳句、もともと大好きなのですが、言葉が時々難しいことがあって、時々つまづいていたんだけど、おそ松さん短歌では原作がデフォルメされたギャグ系アニメだからか、言葉もすごく易しい感じになるんですよ。易しいのに、ひとを殺すんです。笑っていた数秒後には血みどろですよ。えっ…?最高じゃないですか…?ストライクすぎて死んでしまう……はぁぁ……!
やかましくて、騒々しくて、馬鹿で愚かで、頭がイカれてて、弱くて、寂しくてでもそれを笑って、笑って、生きてても生きてなくてもどうせ誰も気付かないのに、それでもセラヴィ、我々ははなまるじゃなくてもはなまるなんですよ…!!!これを…泣かずしてどうやっていられるんですか……あぁ…好きです………。
わたしはじわじわと絞め殺すような言葉を使ってきたタイプなので、鈍器で頭を打ってくるような、ナイフで心臓を突き刺すような、一発で致命傷を負わせる言葉を使える方々にとても憧れるし、わくわくさせて頂いております。素晴らしい…!
真魚さんの作品、今通販されてるようなので、売り切れないうちにぜひ。真魚さん監修の庫内灯でも素晴らしい作品が読めます。こちらは文学フリマで頒布されるようなので、気になった方は検索じゃ!!行かれる方はぜひ!!!